8時前にそそくさとジョンを連れて家をでる。


起きて10分足らずの出来事だ。

低血圧の自分は瞑想の時間が必要だ。

ただボーっとしているだけだけど、無我な状態にはなっているはずだ。

車に乗り、マックへ。

「あんたも好きね~」と加藤茶に言って欲しい。

マフィンとオレンジジュースで脳を活性化させていく。

たいがい俺は朝は無口で、たぞのさんの1時間目の授業をうなずき続けるのであった。

朝食後はカフェの開店の準備を始める。

昨日の後片づけや簡単な仕込み。

俺は日記を書きたかっためしばらくカフェに居させてもらい、カウンターの端の席に座りPCを開いた。

10行ぐらい書いたところでたぞのさんとの会話が脳のメイン処理に切り替わる。

カフェオレを作って頂き、開店時間まで野望について話しをしていた。

本当の自分とはなんなのだろうか。

相手の目に映る姿が本当の自分なのだろうか。

相手がこいつは傲慢だと言えば傲慢だし、人望があって面白いと言えばその通りの人間なんだ。

相手がいなければ自分が成立しない。

開店時間が訪れ、お客さんがドアを開けた。

平日はマダム達の憩いの場のようだ。

身支度を整え、たぞのさんと別れの挨拶を交わした。

ありがとうございました。

30℃を超える気温の中、北九州方面に進みだした。

下関に行くメインルートは国道3号線なんだけど、あれは嫌な道だね。

通った場所が悪いのかもしれないけど、橋やトンネルが現れると自転車通行禁止という看板が現れる。

仕方なしに迂回路を通らなければならない。

迂回路自体の案内がないため地元の人間じゃない俺は迷う。

最悪な展開を繰り返し、門司に着いた頃には17時を回っていた。

ついに九州一周を経て本州に戻る。

長かったな。

郷愁に近い思いを抱えながら関門橋の地下道を下関側にわたっていく。

時間も遅かったため下関の住宅街にある公園に野宿することにした。

日が暮れる時間に弁当を一人食べていると、孤独感に苛まれる。

心にぽっかりと穴が開いてしまって、九州での沢山の出会い、出会った人の愛情に心を奪われた。

夕日に照らしだされた自分だけの影を見て寂しさをかみしめた。


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