今日の朝はいつもより2時間も遅くに起きた。


6時半に目を覚まし、のんびりとホステルの食堂で、外国人と席を交えながら朝食をとった。

中国・四国版のツーリングマップルを本屋に買いに行き、のんびりと10時に出発をした。

新大阪のユースホステルは外国人の宿泊客がメジャーで日本人はマイナーな感じさえ印象に受ける。

外国人スタッフも働いており、平日なのに30人近い外国人とすれ違った。

自転車を漕ぎだし、大阪から兵庫県へと少しの時間で県境を越えた。 国道をひたすらに走る。

兵庫県は海岸線沿いに見どころのあるものがほとんど無かった。 なので一気に尼崎、芦屋、三宮、神戸、明石、加古川、姫路とすべて素通りして、ひたすら自転車を進める。

高低差がない平坦な道なため疲れも溜まらず、ヒザにも負担がないため、夕方近くには岡山県の県境に程近い場所まで来ていた。

兵庫県の相生市に入り、今日は道の駅で野宿することに決めた。 道の駅内の施設は中国風の建物が乱立していて、売られている商品も土地柄に関係のないものまで売られていた。

併設する温泉施設の露天風呂からは相生湾が一望できる。 湾内では木船(ペーロン船という)が何艘か浮いており、オールを手に十数人の人たちが必死に漕いでいた。

船頭の掛け声と、それに従い掛け声を合わせる漕ぎ手、それに音頭をとる太鼓とドラ

「ドンドンドン・・・ドンドドドン」

「よぉーーーーいさ あそれ よぉーーーーーいさ あそれ」

「よいよいよーーーい よいよいよーーーい」

スパートをかける際は 「イケイケイケーーーー」とか 「オラオラーーー」とか 怒号の嵐となり、太鼓もひたすらにやかましい。 そんな感じで湾内をグルグルと周遊していた。

お風呂から上がり、道の駅の営業時間が終わるまでは施設内で過ごし、それからテントを道の駅に隣接した公園の端に張った。

その頃にはすっかり海の上には舟もおらず、静かな夜を迎えようとしていた。 しかし悪夢はすぐに訪れた。

8時過ぎにテントの中へ籠ろうとした矢先に、道の駅に続々と人が集まってきて、日が落ちているのに舟に乗り込んでいくではないか。

夜の暗闇と街灯の明かりの中、例の掛け声がまた響き始めたのである。

やかましいのもあるが人が大勢いる緊張感もあり、なかなか寝付くことが出来なかった。

22時過ぎごろ、やっと人々は狂ったような練習から引き揚げ、散り散りに解散を始めた。

やれやれ。


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